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院長ブログ

痛みと心理

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近年では痛みと心理(ここでは感情と置き換えてもよいと思います)の関係が深い事が取り上げられるようになってきました。

特に慢性痛になる要因として心理的影響が大きいと言われております。

ここに興味深い実験結果があります。「脳には妙なクセがある」の本を出された東大教授薬学博士の池谷先生によりますと「胸が苦しくなる」「心が痛む」などの「心痛」に関する実験を米カルフォルニア大学で行った結果、人は仲間はずれにされた時、寂しさや孤独を感じた時、大脳皮質の一部である「前帯状皮質」が活動する事がわかったそうです。「疎外感」や「孤独感」を感じると「前帯状皮質」が活動し、この「前帯状皮質」の活動が強かった人ほど強い孤独や疎外感を感じているという実験結果が出たようです。

この「前帯状皮質」は身体の痛みの「嫌悪感」に関係する脳部位だと言われております。という事は手足、肩・腰などの身体の痛み「体痛」を感じる脳部位と、孤独や疎外感などの「心痛」を感じる部分が同じ場所という事になります。

この実験結果を見ても心と体が「痛み」に深い関係性がある事がわかります。また池谷先生は「心理的反応の多くは周囲の環境や身体性が下地となっている」と本の中に書かれておられます。私も同じ様に感じますし、そのような経験もしております。

当院に来られる患者さんの中にはうつ病や自律神経失調症、パニック障害を持ってらっしゃる方も来院されます。そのような症状がある方はかなりの確率で首・肩・腰などに強い張りやコリなどが見受けられます。このような状態で生活を続けていれば、気分が落ち込んだり、イライラしたり、眠れなくなったりして当然です。ですので心理的な症状と捉えられるものも実は身体性が下地なっている可能性もあるという事です。

痛み・慢性痛症は「総合的医療」が基本です。心理療法・食事療法・呼吸法・自律訓練法・時には薬物療法も必要でしょう。

もちろん筋筋膜治療も必須です。このような様々療法を組み合わせることでしか今の段階では「慢性痛症」は軽減出来ません。

しかし、少しお時間はかかりますが「急がば回れ」。地道な毎日の積み重ねが慢性痛軽減の大きな一歩となります。

「読書療法」の手始めとして「トリガーポイント研究所」のサイトや池谷先生の「脳には妙なクセがある」を読まれて見てください。

きっと何かが変わります。

院長

 

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